1995年、段ボール製組み立て式マネキン d-torso 第一号試作、パテント出願
1998年7月3日、有限会社アキ工作社設立、代表取締役社長、松岡勇樹(まつおかゆうき)
2001年、d-torso eve が2001-2002 グッドデザイン賞を受賞
2005年2月、大分県ビジネスプラングランプリ最優秀賞受賞(賞金1500 万円)
ユーロショップ2005(ドイツ、デュッセルドルフ)初出展
2005年4月、大分県国東市安岐町に新社屋工場を建設(設計・塩塚隆生)
2005年7月、銀座紙百科ギャラリーにて企画展「松岡勇樹の構造デザイン」展
2007年、経済産業省から「元気なモノつくり企業300 社」に選定される
2009年12月、廃校になった旧西武蔵小学校に本社を移転
2011年5月、ICFF2011(アメリカ合衆国、ニューヨーク)初出展
2012年、経済産業省「ものつくり日本大賞優秀賞」受賞
2013年6月、週休三日の「国東時間(くにさきじかん)」スタート
2014年11月、首相官邸で行われた第三回政労使会議に松岡が出席。
「国東時間」についてのプレゼンテーションを行う。
2018年4月、創業20周年を機に社名を国東時間株式会社に、ブランド名をFLATS(フラッツ)に改称する。

今から23年前、FLATS(旧d-torso)EVEのプロトタイプを展示会用に設計しました。その当時パソコンも持たず、書き起こした型紙を段ボールにあてて鉛筆で下書きし、それをハンドカッターで切抜いて最初の5体が生まれました。プロトタイプから数えて現在のEVEは6世代目になりますが、基本的な構造はほとんど当時のままです。
2012年にはニューヨークの高級百貨店サックス・フィフス・アベニューからの依頼で、3.6Mの巨大なEVE Towerを制作しました。まるで巨大なエンタシスの柱のようなその姿は、設計した私自身にとっても新鮮でした。いつも誰かの要請があるたびに新しいカタチが生まれてくるのがFLATS 4D ARTなのです。私にとっては23年前にたまたま作った”オブジェ”がプロダクトとして流通し、自分が作ったモノに逆に背中を押されるかたちでここまで来た気がします。