介護選挙
選挙があっても無くても変わらない日常がある。
朝7時前後に、父親の紙おむつを取り替えて、身体を拭き。
着替えさせ、車椅子に乗せる。
朝食の準備をして(主におかゆを炊く)、食べさせ、お茶を入れて薬を飲ませる。
そしてまた、ベッドに寝かせる。
デーサービスに行かない日は、昼と夜もその繰り返し。
週に一度の訪問リハビリ、二週間に一度の訪問介護。
自力で立てなくなったので、室内の転倒のリスクはほぼ無くなったのだが、かわりに床ずれとかの心配も出てきた。
まわりからは良くやるなーとか、親孝行やなーとか言われるけど、そんなことはないのです。
正直イラッとくることの連続で、父親とはできるだけ距離を保ちながら接するように心がけてはいます。
これは僕にとっては貴重な「老いと死」のサンプルで30年後の自分の姿を重ね合わせながら、どうすればこういうふうにならないで済むか、を考え続けています。
介護施設や市民病院の方々には本当にお世話になっていて、頭の下がる思いです。
ですが、僕の今回の選挙演説で主張しているように、このまま超高齢化、少子化が進み、20年後の人口が半減してしまったら、同じサービスは受けられないでしょう。なにしろ75歳以上の人口が4割の社会になるのですから。税収は激減し、医療負担も爆上がりし、自治体の維持そのものが危ぶまれます。
南海トラフ地震が100%来るように、この超高齢化社会は100%やってきます。予測できていることには対応が可能です。それもできるだけ早いうちに手を打たなければ。