選挙日誌(番外編):ポスター分析
選挙日誌(番外編):ポスター分析
昨日3月29日が大分県議会議員選挙告示日で、選挙管理委員会は7時30分開場、8時までに来た候補者はくじ引きで受付順を決める。そのあとは来た順番という仕組みです。
この順番が影響する事はいろいろあるけれど、一番はポスターの掲示位置なのです。右端が一番、その下が二番。改行して一番の左側が三番になります。
候補者は当然ながら(?)一番を引き当てたい。でも三人の候補者の場合は難しくて、くじを引いて負けると下段が決まってしまう。これはホントに賭けですね。僕の場合は最初から三番の上段位置狙いだったので8時30分ギリギリの時間で受付に行きました。
一番位置は確かに目立つけれど、右横にお世辞にもキレイとは言えないフォント/テキストが並んでいて心地悪いノイズがあるんです。反対に三番位置は上段で左横に余白があるのでポスター自体が視界にすんなり入ってくる、そして左端にレイアウトしたボディーコピーが活きる。結果、狙い通りに三番位置にポスターを貼れて上々の滑り出しです。
選挙結果(得票数)というのは候補者同士、対有権者の相対的な力の流れかた、影響、相互作用の結果です。その中でビジュアルコンテンツとしてのポスターの占める割合は最も大きいと僕は考えました。直感的には7割ポスターで決まると。
他の候補と明確な対立軸を引くために写真はモノクロで、というのは最初から決めていました。出馬の決断をしたのが約一ヶ月前。それからすぐに選挙参謀の手配でTカメラマンのスケジュールを確認してすぐに撮影。僕からのリクエストはモノクロで深い陰影の肖像を撮ってくれ、ということだけでした。実は選挙参謀も著名な写真家で撮影に当たっては「丹田に力を集中してみろ!」とアドバイス。そうして、たくさん撮った中のベストがこのショット。
コピーを着けてレイアウトして版下を作成したのは僕、候補者本人です。でも他の候補者がどういうポスターを出してくるかは昨日までわからなかったので、それは楽しみでもあったし同時に不安材料でもあった。そうして、昨日出揃った各候補者のポスターはご覧の通りです。ポスターの相対的な関係性が、165人の「僕の分身」を起点に風を起こせるか?